2005-03-13

厚生年金未加入問題、悪質事業者は告発・社保庁

社会保険庁は2005年度から厚生年金に加入しない事業者への対応を厳格にする。文書や戸別訪問による加入指導に従わない場合は事業所への立ち入り検査を実施。検査を拒むなど悪質な未加入事業者は告発に踏み切る。厚生年金の空洞化に歯止めをかけるのが狙いで、加入に応じない事業者名などをホームページで公表することも検討する。

未加入事業者の加入促進は我々社会保険労務士にも割り当てがあり、どうしてこんなことに協力する必要があるのかと疑問に思っている。法律で加入義務があるので、行政がもっと強権を発動すればよいだけの話である。

社会保険事務所では、保険料の滞納率という成績指標があり、あまり無理に加入させると滞納率が上がり(納付率が下がり)、担当者としての成績が下がるので無理に加入させないでいる。このようなことをやってきておきながら、今更加入に応じない業者を告発するということも納得がいかない。

もっとも、法的に加入義務があるので未加入事業者で強制加入の事業所は従うのが当然であるが。

私が言いたいのは、社会保険事務所は初めから強制加入の事業所を徹底的に加入指導すべきであり、これまで自分の事情で無理に加入させないで来て、何を今更言っているのか!ということが言いたいだけである。 

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