2005-05-14

社会保険庁の市場化モデル事業を東京社労士会が1円で落札

社会保険庁が実施する社会保険の未加入事業所に対する加入促進事業を民間に開放するモデル事業の入札が行われた。

東京では、東京都社会保険労務士会が「1円」で落札した。いくらなんでもこれはひどい。社労士は加入促進事業をすることにより、顧客開拓ができるため1円でもかまわないということであろうが、民間では宣伝にならない限り考えられない。

北朝鮮の拉致被害者を搭乗させたときの航空会社のことを思い出すのだが、あれはすべて同じ土俵だからいい。しかし、今回は社労士会と民間企業では土俵が違う。

こんなことしていると、社会保険労務士の法定業務も民間開放になる。そうすれば、民間企業でも1円で入札し、新規加入の手続やその後の書類作成等の費用狙いで入札するようになる。

東京の社労士は、会費を払っている社労士会がこんなことしていてもかまわないのだろうか?

社会保険庁にしても市場化モデルの意味をわかっていないとしかいいようがない。

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